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2022年06月09日
「0.5」~楽書新聞216号~218号~

「0.5」
今、私たちの生活の必需品になったスマホ…。
ちょっと前に、スマホによる人間への影響について書かれた本を読みました。その本の中にこう書かれていました…。
「スマホというテクノロジーが、人間を2.0バージョンにするよりもむしろ0.5バージョンにしてしまうのだ」と…。
これは、スマホは人間を進化させるどころか、使い方によっては退化させてしまうという、ちょっとショックな内容でした。
また、その本の中にタイトルが強烈ですが、「バカになっていく子供たち」という章があって、スマホの依存性が子どもの学力や生活習慣にも悪影響を及ぼすということも書かれていました…。
スマホやタブレットを見ていると、面白くて、刺激的なニュースや噂話など次から次へと流れ込み、脳の報酬系を活性化させ、脳は常にご褒美を欲しがるようになり、衝動を抑制する領域が発達しにくくなるそうです。そして退屈に耐えられず、刺激を求めてスマホを手放せなくなり、勉強にも集中できないようになってしまうと…。
さらに、すぐに報酬を得られるのが当たり前になると、地道にコツコツと続けるようなことも難しくなったりもするようです。
これは、子どもだけでなく、大人の脳にもよくなく、スマホによって学習を妨害されるということです…。
しかし、そうならないように対策も書かれていました。それは、
「体を動かすことです。」
人間の脳はもともと、体を動かすためにできています。座りっぱなしでスクリーンを眺め続けている現代人がおかしいのであって、運動量を増やせば集中力や記憶力、ストレス耐性といった人間が生きる上で必要な力を発揮しやすくなるそうです…。
スマホなどのデジタルデバイスの使い過ぎで、人間が「0.5」にバージョンダウンしないようにうまくつきあっていかないといけないようです。気をつけていきましょう…(^_^;)