大川市にあるお子様向けの書道塾のブログです。書道の指導はもちろん、礼儀なども重視した教育を進めています。(お問い合わせ先)福岡県大川市大字津277-1 TEL0944(87)4897 090(9592) 9112 メールの場合、h0612001@gmail.comまで よろしくお願い致します。
2020年08月28日
「遊」

今年の夏休みは短い休みとなり、2週間があっという間に終わってしまいました。新型コロナウイルスの影響で旅行などのお出かけもあまりできなかったのではないでしょうか…。今年は甲子園に高校野球を見に行けず残念でした…(;_;)
↑☆夏休みに教室で、木のうちわに好きな文字を書きました(^-^)/〈生徒作品〉☆

「遊」
私が生まれたのは1975年(昭和50年)で、まだTVゲームもなく、「遊び」といったらほとんど外で遊んでいました。
幼稚園に通っていた頃は、ちょうど自転車に乗れるようになって、うちの周りをぐるぐる回って近くの子たちとよく競争をしていました…。
小学生になると、遊ぶ世界が広がっていき、危ないことや悪いこともやるようになっていきました。
その頃の子どもたちにとっては、近くのお宮は絶好の遊び場で、缶けりや木登り、高い木の枝にぶら下がりターザンの真似をしたり、堀を飛び越える遊び(度胸だめし)をしたり、穴を掘って落とし穴を作ったり、今だったら「危ない」と言って怒られるようなことばかりしていました…。
でも、その頃はそんな遊びをしていても周りの大人は何も言わず、石を投げてガラスを割ろうが、野球をしていてボールが庭に飛んでいこうがそんなに怒られるようなことはありませんでした…。
その頃は、子どもたちに対して大人たちが今より寛容だったのかもしれません…。
(今よりきまりごとや規制が緩かったせいもあるでしょうが…。)
でも、悪さをしてうちに帰ってきた時は、親にこっぴどく怒られていました…。
今思うと子どもの時に人に迷惑をかける経験をさせて、実は世の中の勉強をさせてくれていたのかもしれません…。

今、現代は私が生まれた時と「社会」も「人(考え・価値観など)」も違っていますので、同じような危険が伴う遊びなどはできないでしょう…。
今の子どもたちが、私たちがやっていた遊びなどをすると、TVゲームなんかより、実にリアルで、スリルがあって、そして「社会の学び(世の中のルール・人間関係など)」になるようなものも感じ取れたかもしれません…。


↑☆夏休みの宿題で二人とも木工作品を制作しました!☆
ここ何十年も、私たちが遊んでいたお宮は静かです…。
子どもたちは遊び方を忘れてしまったのでしょうか…。
大人たちが遊び場、遊ぶ機会を無くしてしまったのか…。

今の子どもたちは思いきり遊べているのでしょうか…。