2022年03月07日

「若木」~楽書新聞210号~215号~





「若木」


親という立場からすれば、子どもになにかの力を身につけさせたいと思うかもしれないが、子どもは自然であって、自然はひとりでに展開していくものであろう。現代人はそこを自分の考えでなんとかしたがるわけだが、その傾向が少子化を生み、いわば若い世代を不幸にしていっている元凶ではないかとすら思う。


~(中略)~


大人にできることは、その環境(子どもたちが育っていく環境)を用意することであろう。とはいえ、モノが十分にあればいい、ということではない…。


オリーブの若木に十分な肥料を与え過ぎると、樹齢数百年という老木にはならないという。思えば当然で、わずかな栄養を必死で摂ろうとするからこそ、根が広く伸びる…。


《ある本の「まえがき」より》


現在進行形の子育て真っ只中ですが、どこのご家庭も子どもたちの将来のために、今何をし、どれくらいのことをやって上げればいいか悩んだり、迷ったりするものだと思います。


正直、うまくいく、正解となる子育ては、誰にもわからないと思います。しかし最終的には、子どもたちが、自分の足で立ち、人生という長い道を歩んでいけるように育てていかないといけません。


子どもたちもオリーブの若木のように、必要以上に栄養を与えなくても、今ある栄養分(環境)を必死に利用して、たくましい大人の樹へと成長していける力を備えている思います…。


栄養の与え方、与えないという手段、わずかな栄養分も力に変えられるように…、これらが子育ての重要なポイントだと感じます…。





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Posted by 大川こども書道塾 at 15:30│Comments(0)書道塾の日々の様子
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