2017年05月17日
無理に「ひまわり」になる必要はない…。
「西日本新聞書道之友展2017」に出品致しました!
今年度、最初の書道展となります。
あまり時間がない中、よく頑張って書いてくれました。習い始めたばかりの生徒さんは大変だったと思いますが、元気のある、堂々とした作品が書けました!\(^^)/
入賞作品は、7月に福岡県立美術館で展示予定です。特別賞受賞者の方は表彰式も行われます。(審査結果は6月発表予定です。受賞者氏名の新聞掲載もされます。)
太宰治の「富嶽百景」に「富士には、月見草がよく似合ふ」…という一文があります。
(ある本の本文より)
自分が一番であり続けることは難しい。仕事場や学校には、自分より優秀で、大きな人間がいて、それをコンプレックスに感じてしまうことはないだろうか。
富士山の高さは3776メートルだ。日本一高く、美しい山と称される富士山と比べて、月見草は何と小さいことだろう。しかし、その大きな富士山の麓に対峙して咲く月見草の力強さ、健気さに、太宰は心を打たれ、上の言葉を残した。
巨大な富士山に屈服したり、戦いを挑んだり、比較したりする必要はない。月見草はその場から逃げ出すことなく、それでも立派に咲いている。傍らにどれほど大きく称えられる存在があろうとも、自分は自分だ。そう胸を張って咲くさまこそ、美しい。
太宰は、富士山の前でゆらぐことなく、すっくと咲いている月見草に向かって「まるで金剛力草とでも言いたくなるくらい」と思いを寄せている。無理に、「ひまわり」になる必要はない。月見草でも、わかる人には十分に輝いて見えるものだ。
(本文ここまで)
人は自分以外のものに、気にはしないようにしていても、ついつい心の中で、自分が上か下か、強いか弱いか、美しいかそうでないかなど比較してしまうものです…。
人とは本来そういう生き物なのかもしれません…。
子育てなんかでもどうでしょう…。
学業でも、仕事でも、プライベートでも…。
自分は自分で生きてみるのも…、どうでしょう…。
「ひまわり」でもなく、「月見草」でもなく、「自分の花」を…。
「20」〜楽書新聞225号〜237号〜
「第44回読売学生書展」~みんなのがんばり!(124)~
「橋名板」を揮亳(^-^)/
「good life」~楽書新聞219号~224号~
「土から突然花は咲かない…。」
「一生懸命さ…」~第66回毎日全国学生競書展~みんなのがんばり!(123)
「第44回読売学生書展」~みんなのがんばり!(124)~
「橋名板」を揮亳(^-^)/
「good life」~楽書新聞219号~224号~
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「一生懸命さ…」~第66回毎日全国学生競書展~みんなのがんばり!(123)
Posted by 大川こども書道塾 at 10:48│Comments(0)
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